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直膨式・二次冷媒方式

直膨式と二次冷媒(ブライン)方式:冷凍倉庫でどちらを選ぶか

直膨式は冷媒を庫内のユニットクーラーまで直接送ります。二次冷媒方式(間接冷却)は冷媒を機械室内に閉じ込め、ブラインや CO₂ で庫内へ冷熱を運びます。選択は冷媒充填量、安全性、消費電力、初期費用に影響します。

結論

アンモニアのように毒性・可燃性のある冷媒を使う場合、大規模設備、庫室が分散している場合、冷媒充填量を減らしたい場合には二次冷媒方式がよく採用されます。冷媒は機械室のチラーだけで循環し、庫内にはブライン配管のみが入ります。一方、熱交換が一段増え、ポンプ動力も必要なため、同条件の直膨式より効率は下がるのが一般的です。小規模・単一温度帯の冷蔵庫では直膨式のほうが簡単で安価です。

1. 二つの方式の仕組み

直膨式では冷媒が庫内の蒸発器で蒸発して熱を奪います。二次冷媒方式では機械室の熱交換器で冷媒がブラインを冷却し、ポンプで庫内のクーラーへ送ります。

  • 主な二次冷媒:プロピレングリコール/エチレングリコール水溶液、塩化カルシウムなどのブライン、CO₂(相変化型)。
  • CO₂ は潜熱を利用できるため、配管径やポンプ動力をブラインより小さくできることが多い。
  • 二次冷媒と庫内温度の温度差が増えるほど、冷凍機の消費電力は上がる。

2. 二次冷媒方式が向くケース

最大の価値は、冷媒を機械室に閉じ込められることです。充填量を減らし、作業エリアでの漏えいリスクを下げ、法規や社内安全基準に対応しやすくなります。

  • 大型冷凍倉庫、食品工場、人が作業する低温エリア。
  • 中央機械室から複数の庫室・建屋へ冷熱を供給する構成。
  • アンモニアや自然冷媒を使いたいが、庫内に入れたくない案件。

3. 見積依頼で伝えるべきこと

「ブライン方式で」とだけ書くと、各社の提案は比較できません。設計条件をそろえることが重要です。

  • 各庫室の温度帯、冷却負荷(kW)、設計外気温度。
  • 希望または不可の冷媒・二次冷媒、適用される法規。
  • 二次冷媒の温度差、ポンプ動力、年間消費電力量の試算。

冷蔵倉庫の概算見積もり

床面積・有効高さ・温度帯・パネル材を入力すると、レイアウト、材料、発注用概要、予算をまとめて算出します。

1. レイアウト

庫内寸法24.5 × 16.3 × 8 m
ラック保管エリア300 m²
荷捌き・仮置き60 m²
機械室・通路40 m²
ラック段数4
パレット数788
断熱扉2

2. 建材

パネル面積(壁+天井)1053 m²
床断熱400 m²
容積3200 m³
冷凍能力128 kW

3. 予算

断熱パネルUSD 40,021
床断熱・凍上防止USD 8,000
冷凍機設備USD 115,200
断熱扉USD 9,000
パレットラックUSD 70,920
施工費USD 38,805
電気・制御USD 19,707
予備費(10%)USD 30,165
概算合計USD 331,819

4. 発注用概要(サプライヤー向け)

冷蔵倉庫、冷蔵 0…+4 °C、400 m² × 有効高さ 8 m、PIR 100 mm パネル、約 788 パレット、冷凍能力 約 128 kW。概算予算 USD 331,819。この条件でお見積もりをお願いします。

一般的な前提(40/60 W/m³、1パレットあたり1.9 m²、標準的なパネル価格)による概算です。土地・建屋・許認可・税・輸送費は含みません。見積もりではありません。

RFQ を作成してレビューを依頼

本ページは計画レベルの情報であり、設計や見積ではありません。ColdMatch Group はサプライヤー中立で、案件整理・RFQ 作成・サプライヤー調査を行います。設計・製造・施工・認証・機器販売は行わず、紹介は必ず人手で確認します。

よくある質問

二次冷媒方式(間接冷却)とは何ですか?

冷媒が機械室でブラインや CO₂ などの二次冷媒を冷やし、その二次冷媒をポンプで庫内のクーラーへ送る方式です。冷媒そのものは庫内に入りません。

冷媒とブラインの違いは何ですか?

冷媒は圧縮・凝縮・膨張・蒸発のサイクルで相変化して熱を運びます。ブラインは冷熱を運ぶだけで、ポンプで循環し、圧縮機は通りません。

二次冷媒方式は直膨式より省エネですか?

一般的には省エネではありません。熱交換の温度差とポンプ動力が加わるためです。ただし大型アンモニア設備では安全性とのバランスで有利になる場合があり、案件ごとの計算が必要です。

グリコールと CO₂ はどちらを選ぶべきですか?

グリコールは低圧で扱いやすく冷蔵帯に向きます。CO₂ は冷凍帯で配管径やポンプ動力を抑えやすい一方、高圧になるため対応できる設計・保守体制が必要です。

ColdMatch は二次冷媒設備を納入しますか?

いいえ。ColdMatch Group は案件を確認して RFQ を作成し、独立系サプライヤーを調査して人手で紹介します。設計・製造・施工は行いません。

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